集患案を検討している際に、当社ではエリアマーケティングを意識して対応するようにしています。

徒歩で来院する患者様であれば、約10分や半径500mを第一次診療圏の基準にしていますが、自転車や車を考慮すると、1km〜3km位が一つの基準になるのではないかと考えております。

当然ながら、この半径は、大きな道路や川などで遮断される場合があり、あくまで基準だということは間違いありませんが、絶対に参考にしなければいけないポイントです。

また徒歩社会なのか、車社会なのかを合わせて検討することで、看板の取り付け位置や、看板のサイズを判断することも可能です。医院の敷地内だけで誘導が難しい場合は、電柱広告や野立看板なども検討する必要性がでてきます。


昨日のブログでも書きましたが、遠視を考える際に、歩行者を意識するならば7m。車からの認知を想定するならば、60m先が認知できるかが目安になりますので、特に車社会の場合は、それなりの看板の大きさにする必要性が出てきます。

http://ameblo.jp/shuukan/entry-10115934160.html

車社会の場合は、駐車場がある場合は、看板にPマークを入れるなどして、駐車場への案内も意識した看板が必要です。

また、今まで対応させて頂いた医院様でよくあるのが、ホームページなどに、駐車場の有無がTOPページにないことがありますが、一般歯科の患者様の判断基準は利便性です。アクセスしやすいことは絶対にプラスポイントになりますから、できるだけ目立つところに告知することをお勧めします。


昼人口や夜人口もしっかりと考慮した方がいいポイントのひとつです。

昼人口の多いエリアで、いくらポスティングやチラシをしても、効果が薄いのは間違いありません。告知という面では、ポケットティッシュなんかは、効果的かと思います。ポケットティッシュをやる場合は、比較的朝の8時から9時の間に配布することをお勧めします。(通勤できている時間帯のため、周囲に勤めている方が多く、これ以降になると付近に来社するために来ている方も増えるからです。)

ビジネスユーザーが多いという視点で考えると、待たされない、効率よく治療してくれる、平日の遅くまで対応しているなどの効率という点での条件が、患者様の個々の基準が分かれるところなので、ホームページの告知は今後は避けて通れないと思います。

仕事しながらの予約という意味では、ネット予約ができるというのも今後は必要な条件に含まれてくるかと思います。

逆に夜人口が多いエリアは、ポスティングやチラシが効果的だと考えております。


エリアを知ることは、患者様の特性を知る近道であり、効率的な集患マーケティング戦略をする上で、重要な要素になりますので、ぜひ、意識してみて頂ければと思います。







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