若干ホームページや今までのブログと重複する部分がありますが、看板を作る上で大事な着目点をシリーズでお伝えします。

題して「看板の処方箋」 第一回目のテーマは「色」です。

歯科業界の看板と言うと、青や緑の色を使い、医院名だけの看板を思い浮かべるのは私だけでしょうか?確かに気持ちを落ち着かせる青、健康や安心感をイメージさせる緑は、色の選択としては、正しい色の選択だと思います。


しかしこの色の選び方は、患者のターゲットが絞れていない保険治療中心の今までの色の選択ではないでしょうか?今、歯科業界は飽和状態になりつつあり、勝ち組・負け組が生じてきている中、選ばれるための各医院ごとの売りを患者さまはしっかりと見比べています。また、歯科医院もインプラント・審美歯科・予防歯科・歯周病治療・ホワイトニングなどなど来院して欲しい患者様が昔より鮮明に見えています。そのことを考慮すると、集患したい患者様の年齢・性別などを意識した看板の色を選択することもできるのではないでしょうか?

また、最近は、色だけではなく素材などでも医院の雰囲気を伝える努力することもできます。

それではどのような視点で色を検討することができるのでしょうか?

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①色の打ち出す特徴を最大限理解する。
上記の表のように一般的に色には、見たときの感じる特徴があります。

その意味合いを考えて色を選択する。

② 周囲の色との対比を意識する
先日、周囲の歯科医院がすべて緑なのに関らず、新規の歯科医院の看板でも緑を使っている歯科医院がありました。せっかく色で特徴が持てるのに、非常にもったいないと思います。

また、同じビルまたは、隣のビルの看板の色も考慮するべきだと思います。

その際にポイントとなるのが、色相環です。色相環上で、反対の色が補色と言われ、最も色をひきたたせる関係と言われています。

③医院が求める患者層を意識する

ターゲットとする患者の好みの色を考慮するのも方法のひとつです。

④建物の色と形でバランスを考慮する

外壁の色や形も、先程の色相環を基準に考慮する必要性があります。

⑤地域の条例等を確認する
京都、鎌倉などの都市には景観条例があり、自由に色を使用することができません。


上記の検討方法などを中心に色使いを検討して頂き、来院して欲しい患者様にメッセージが届くような看板作りを心掛けてください。

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