サービスを提供する対象者はいったい誰?

今までの歯科業界であれば、一般歯科がが中心としているため、歯科医院の商圏の方々全員とお答えになられていたのではないでしょうか?

しかし現在の歯科業界は、違います。歯周病を中心にしていれば、シニア層中心、ホワイトニングなど審美歯科を中心にしてれば、30代〜40代の女性中心などその歯科医院の得意な領域によって、サービスの対象者が異なるのです。

その対象者を意識していくために必要なのがセグメンテーションになります。

セグメンテーションとは、似たような行動を取るだろうなと考えられる人々をグループ化することをいいます。

特定の趣味や嗜好を持つ人々は、似たようなサービスを求める傾向がありますから、グループ内の多くの人々が同一の商品で満足できる可能性が強いといえます。

セグメンテーションでグループ化したセグメントに対してどのように提案するかを考えることをターゲティングといいます。

ターゲティングのマーケティングの手段としては、

グループ化されたセグメントごとにそれぞれの特性にあわせ、異なる方法で提案する「差別化マーケティング」。

特定のセグメントにだけ絞って、商品を提案する「集中型マーケティング」

この他にも、マーケティングをセグメント化せずに商品を提案する「無差別型マーケティング」もあります。

現在の歯科業界は、競合医院も多く、サービスの領域も広域になってきました。

競合医院に打ち勝つためには、自院のカラーが必要になってきます。色々な形で自院のカラーを作ることはできますが、そのカラーがどんな人たちを対象にメリットがあるものかを考えたことがありますか?またその内容をアピールしたことがありますか?

全員を対象にした一般歯科だけでの運営が難しいといわれる今日、自院のカラーを知ることで、対象にしやすいセグメントを考えて、集中的にアプローチをする「集中型マーケティング」がしっかりなされている医院こそが生き残れる医院になるのではないでしょうか?

ぜひ、一度、自院の置かれている状況を整理してみてはいかがでしょうか?

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