今後の歯科業界の集患において予防歯科ともに、大切な治療法になってくるのが、歯周病治療ではないでしょうか。

これまで歯周疾患は、加齢によって起こる避けられない病気であると考えられてきました。しかし最近は、その原因が食事や歯磨き、疲労、喫煙などの生活習慣と密接な関わりあっていることがわかっています。歯周病に関しては、治療方法が解明されつつあるため、早期症状の場合は、十分に治すことが可能です。この治療には、医院でのプロフェショナルケアはもちろんですが、患者様自身がしっかりセルフケアをすることが前提となるため、

治療を通して、先生と患者様との信頼関係を築くのに最適な治療だといえます。

それでは歯周病における集患マーケティングはどのようなポイントでおこなうべきなのでしょうか。

1つ目のポイントとして挙げられるのは、「歯周病の怖さ」を認識してもらうことです。

歯を失う原因という調べで、歯周病41.8% むし歯32.4% 破折 11.4% 矯正1.2% その他13.3%という結果が出ているなど、日本で歯を失う最大の原因は、歯周病という結果がでています。20歳代までは虫歯だったものが、30歳を過ぎたころから、歯周病に取って代わります。現在、日本では30歳代の約8割がかかっていると言われ、「35歳以上の約70%が、虫歯ではなく、歯周病が原因で歯を失っている」と報告されています。

一人平均の現在歯数も、20歳代29本、30歳代で2840歳代で2750歳代で24本、60歳代で18本、70歳代で12本という調査結果があり、50歳代を境に急速に自分の歯が失われていることがわかっています。実はこの要因として、歯周病が大きく関与しています。加齢とともに減少するものの55歳を変曲点として、現象が強まる傾向があり、この要因を分析したところ、50歳後半から重度の歯周病患者の割合が大きくなっているという結果が出たからです。

つまり歯を失いたくなければ、「歯周病」を予防することができれば、最悪の事態を回避することができるのです。

2つ目のポイントとして、「歯周病」を知ってもらうことです。歯周病はあごの骨の中までじわじわと進行し、気づいにくいことから、沈黙の病気と言われています。

このことから、歯周病が痛みなどの自覚症状がないため、気づかないうちにひどくなるケースが多いのです。

そのため、患者様に歯周病がどのような病気かを認識してもらう必要性があります。

歯周病の特長としては、歯肉炎・軽度・中等・重度歯周炎と、段階を追って、ひどくなることと、段階別で治療方法が分かれることが挙がられます。

歯肉炎や軽度歯周炎の段階で気づけば、当然完治できますし、当然ながら歯が抜けることもありません。

つまり、早期発見することこそが最大の予防になるのです。

3つ目が「予防の大切さ」を認識してもらうことです。

歯周病を知ってもらうことで、早期段階で発見することが大切かは理解できていると思います。早期発見するにはどうすればいいかというと、「定期健診」なのです。

定期的にかかりつけ医に通うことで、歯周病の早期発見が可能になります。また、歯周病に大切なのは進行状況をしっかりと把握して、以前の状態と比較すること。これは、定期健診に通うことで解決できる内容なのです。そもそも歯周病をおこす原因は、歯と歯ぐきの間にたまったプラークの中にいる歯周病菌です。定期健診で、歯科衛生士さんにスケーリングしてもらうことで、防止もできるのです。

上記内容が、歯周病の患者様にとって、最低限知っていなければ基礎知識です。この情報を伝えることで、歯周病を主眼に置いた定期健診の仕組みを作ることこそが、歯周病に関する最大の集患マーケティング戦略になります。

この歯周病の知識を提供できるのは、リーフレット、院内ツール・ホームページなどが考えられるのではないでしょうか?

以前お話しました団塊の世代というターゲットにも、一番理解してもらいやすい定期健診(固定客)確保の手段になるのではないでしょうか?

比較できる仕組むを作ることが大切ですから、口腔内カメラなどを使ってデータベースを作るのもいいかと思います。

歯周病の情報提供をする時に必ず伝えてほしい内容があります。

 歯周病の自己チェックポイント

定期健診に来なくても疑わしき状態には早く来てもらいたいという思いをしっかり伝えましょう。歯周病をホームページに載せるなら必ず伝えてほしい情報です。

 セルフケアの方法

正しくブラッシングをしてもらう。デンタルブロスや歯間ブラシの存在・使い方を理解しえもらうことで、患者様もしっかりとセルフケアができてこと、歯周病は防げるものです。理解してもらうためには、必ず投げかけてほしい情報です。

 歯の役割・歯を失った場合

歯周病にかかる方は、高齢者が多い現状にあります。そのため、健康維持の観点からも、歯を失うことは非常にマイナス点が多いため、しっかりと歯の大切さを理解してもらいましょう。

正確な情報を伝えること、定期健診に来てもらう仕組みを構築すること、この2点こそが歯周病の集患マーケティングにとって大切な視点だといえます。高齢化社会日本において、最も体系化したい診療科目だと思います。


本日0:09のブログに関して、一部打ち間違いがございました。

20歳代の39本は29本の間違いです。いやみんさん、ご指摘を頂きましてありがとうございました。数多くの人に間違って伝えるところでした。本当に感謝しております。ちなみに歯の数に関しては、いやみんさんのご指摘の28本と数える場合と親知らずを含めた32本と数える場合とがございます。 この調査に関しては、親知らずを入れた形での32本を前提に歯の数を設定しております。

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