以前ブログで説明させて頂いたとおり、当社で考える最も注意すべきターゲットは、団塊の世代だと感じております。

歯科業界で最も売上げや来院数が多いといわれる60代に、日本で最も人数の多い団塊の世代がなり始めております。

年齢が高くなればなるほど、医療機関の変更は少なくなるといわれている中で、昼人口の存在であった団塊の世代が、いまようやく夜人口になるタイミングを迎えています。つまり今まで仕事先の近くで歯科医院に通っていた人が自宅付近で捜すことをする唯一のタイミングでもあります。今までわが身を顧みず、仕事に集中してた人たちが、定年を迎え、ようやく自分を大切にする時間を持てるわけです。また将来、充実したシニアライフを過ごすには、歯は大切な役割を果たしています。

年配の方の最大の歯の悩みは歯周病です。歯周病は55歳を境に重度患者が増え、歯を失う機会を増やすといわれており、60代前後の方の場合、深刻化してくる人が多いといわれています。以前のブログにも書きましたが、(http://ameblo.jp/shuukan/entry-10154153423.html歯周病の特長としては、歯肉炎・軽度・中等・重度歯周炎と、段階を追って、ひどくなることと、段階別で治療方法が分かれることが挙がられます。

当然ながら、治療において歯周病の症状を管理することが最も大切であり、その状況を比較しながら、症状を治療をしていく必要性があります。

以前なら、恐らく、その症状の管理をレントゲンだけで把握していたと思います。しかし今回、城楠歯科商会のブースで拝見したオリンパスのぺリオサーバー/ぺリオマイクロは、口腔内の写真や、顕微鏡の画像まで全て管理できるそうです。

患者様の様々な情報を一元で記録・管理。治療前、治療後の動画像を同時に表示、しかもタッチパネルで簡単に操作でき、典型的症状の比較もできるそうです。

まさに歯周病を管理する上で便利なツールだと痛感しました。

歯周病予防はもちろんのこと、通常の予防も含め、今まで通っていただいていた歯科医院の強みは、前回の状況と比較することができるということではないでしょうか。だからこそ、歯周病治療において、比較の大切さを患者様に認識することができれば、自院に間違いなく通うことができるかかりつけ医の存在になれるはずです。

金額は高額ということではありますが、歯周病の症状を管理して、固定客をつかむ、高齢化社会において、最大の武器にもなるツールだと感じました。

皆様の歯科医院ではどのような患者様の管理を行っていますか?


何度かに分けてご説明してきました日本デンタルショーでの当社の感じた視点は、今回で終了とさせて頂きます。もっともっと説明したい商材もありましたが、当社でもさらに勉強して、役に立つ情報として、また、別の形で説明していきたいと思います。


忙しい中、ご説明してくださった関係者の方々、本当にありがとうございました。

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